大相撲九州場所の千秋楽で内閣総理大臣杯を優勝力士に授与する際、石破内閣から出席者がいなかったことについて、林官房長官は「日程の都合がつかなかった」と説明しました。
林官房長官 「相撲協会から出席依頼がありましたが、日程の都合がつかなかったため政府関係者の出席を見送った」
24日、九州場所で初優勝を果たした大関琴櫻に内閣総理大臣杯を手渡したのは、日本相撲協会の八角理事長でした。
石破内閣発足後、初めての場所開催でしたが、内閣の関係者が登場しなかったことにSNSでは波紋が広がっています。
これまでの政権でも総理大臣が授与するのはまれで、官房長官と衆参の官房副長官の3人で授与役を務めることが多くなっています。
24日は林官房長官は鳥取県で松本京子さんが拉致された現場を視察していたほか、自民党富山県連で会長を務める橘副長官は県連の会合のために地元入りしていました。
政府関係者によりますと、青木副長官は地震などの緊急対応に備え、都内にとどまる必要があったということです。
今後の対応について林長官は「日程の都合がつく限り、政府関係者が出席する」と強調しました。