物価の高騰などを受け、岡山市議会議員の政務活動費を2025年度から1人あたり月額約8万円増額し、21万8000円に引き上げるよう、市の審議会が大森市長へ答申しました。
学識経験者や弁護士ら10人からなる特別職報酬等審議会が岡山市の大森市長へ答申書を手渡しました。
岡山市議会の議員1人あたりの政務活動費は1992年以降据え置きで、月額13万5000円です。
2024年6月に岡山市議会が市に政務活動費の引き上げを要望したことを受けて市が審議会に諮問していました。
引き上げの内訳としては物価高騰に伴う経費増加分が月額5万4000円、これまで議会全体の予算として管理していた議員の視察費を政務活動費に組み替えることに伴う費用が月額2万9000円となっています。
審議会では付帯意見として「収支報告書・領収書と併せ、視察報告書や活動報告書などを公表し、市民に対し政務活動費の見える化に努めること」としています。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「物価高騰は考えなければならないということで、我々としては、そういう答申を踏まえて前向きに対応していき、来年度の予算に入れ込むよう検討していきたい」