アメリカ・トランプ次期大統領の政権移行チームが北朝鮮の金正恩総書記との直接対話を模索していることが報じられました。
ロイター通信によりますと、トランプ次期大統領の政権移行チームは、停滞する米朝関係を打開する可能性が最も高い方法としてトランプ氏と金正恩総書記との首脳会談を検討しているということです。
トランプ氏は朝鮮半島の非核化を目指し、政権1期目に金総書記と3度にわたって直接会談したものの、交渉が決裂した経緯があります。
北朝鮮はバイデン政権の間、核・ミサイル開発を加速させただけでなく、ウクライナ侵攻を巡ってロシアとの軍事関係を深めるなど脅威の度合いを増しているのが現状です。
トランプ氏側は改めてトップ同士の直接対話に持ち込むことで「新たな武力衝突のリスクを低下させること」に期待を寄せていますが、北朝鮮側が応じるかは不透明で、ロイター通信は「金総書記がどんな見返りを求めるのかも不明だ」と指摘しています。