政府は2024年度の国家公務員の給与を引き上げる一方で、石破総理大臣ら閣僚の給与は「当分の間、据え置く」方針を決めました。
林芳正官房長官 「(閣僚などの給与は)物価上昇や賃上げの動向といった経済状況等の現下の諸情勢を総合的に勘案し、国民の幅広い理解を得ることが重要という観点から当分の間、据え置く措置を取ることとする」
政府は29日、人事院からの勧告に従い、2024年度の一般職の国家公務員の給与を引き上げる方針を決めました。
月給は平均で2.76%、1万1183円の引き上げとなります。
この臨時国会で給与法を改正します。
ただ、石破総理や閣僚らの給与については去年度、民間で賃上げが進んだことに合わせて引き上げましたが、世論からの反発を受け上昇分を返納した経緯があるため、2024年度は「当面の間、据え置く」とする方針です。