人気ゲームの舞台となった高松市の男木島で2024年夏、NTT西日本などが最新技術を使ったイベントを行い、700人近くが「限定NFT」をダウンロードするなどして聖地巡礼を楽しみました。
高松港からフェリーで40分ほどで到着する男木島は、人気ゲーム「サマーポケッツ リフレクションブルー」の舞台としてファンの間で話題になっています。男木島にゲームファンを呼び込もうと、NTT西日本や男木島観光協会などが協力して、7月25日から9月28日まで最新技術を使ったイベント「第3回男木島灯台サマポケ祭り」を開催しました。(※台風の影響で期間を延長)
最終日に行われた男木島灯台での特別イベントには、位置情報をもとにスマートフォンの映像と仮想空間を合成する「VPS(ビジュアル ポジショニング システム)」という最新技術を活用して、専用のスマホを通して景色を見るとキャラクターが出現する仕掛けで、NTT西日本によると抽選で選ばれた約20人のファンが体験したということです。
また期間全体を通して、島の観光スポット6カ所に設置されたQRコードをスマートフォンで読み取ると、ここでしか手に入らない画像をもらうことができる周遊イベントも行われました。この画像には「NFT」と呼ばれる複製や偽造ができない技術が使われました。無料のNFTのほか、5500円と1万円の限定の有料NFTも用意され、合わせて700人近くがダウンロードしました。
NTT西日本によると、NFTをダウンロードした参加者には今後、地域のイベントや関連情報を配信していくことで継続的な関係を築いていく見通しです。またイベントの収益の一部は、男木島の地域保全活動などにあてる予定で、地域活性化の取り組みへと発展させていきたいということです。