中国の習近平国家主席が国際経済機関のトップらと会談し、経済目標の達成に自信を示しました。また、来年1月に就任するトランプ政権を牽制(けんせい)しています。
習近平国家主席 「人類は互いに連携する運命共同体であり、互いの発展は挑戦ではなくチャンスである」
習近平国家主席は10日、北京の人民大会堂で世界銀行など国際経済機関のトップらと会談し、5%前後とする今年の経済成長目標の達成に「十分な自信がある」と話しました。
また、来年1月に就任するトランプ政権を念頭に「関税戦争、貿易戦争、科学技術戦争は歴史の流れに逆行し、勝者はいない」と牽制しています。
さらに、現在は西側諸国が中心となっている国際経済システムについて「グローバルサウス」と呼ばれる新興国の発言権を高めるよう主張しています。