マレーシアを訪問している石破総理大臣はアンワル首相と会談し、中国が軍事拠点化を進める南シナ海問題などを巡って協議しました。
石破総理大臣 「喫緊の課題と致しまして東シナ海、南シナ海、中東、ミャンマー情勢等を取り上げてやり取りを行い、緊密に意思疎通をしていきたいということで一致をみた」
マレーシアは南シナ海で中国との領有権問題を抱えています。
両首脳は会談で、共同訓練や防衛装備品の供与などの協力を今後も進めていくことで一致しました。
経済分野では、日本が主導するアジアの脱炭素に向けた取り組みを巡り、二酸化炭素の回収技術などで連携する方針を確認しました。
首脳会談の冒頭、石破総理は前回の訪問は34年前だと明かしたうえで、マレーシアの「発展ぶりに驚きと感動を覚える」と伝えました。