三菱UFJ銀行の貸金庫窃盗事件で、逮捕された女が別の支店に異動してからも隠蔽(いんぺい)工作のために金塊を盗んだとされる支店に出入りしていたことが分かりました。
三菱UFJ銀行の元行員・今村由香理容疑者(46)は去年9月、東京・練馬支店の貸金庫に客が預けたおよそ20キロの金塊を盗んだ疑いが持たれています。
その後の捜査関係者や複数の関係者への取材によりますと、今村容疑者は去年10月に玉川支店に異動してからも、金塊を盗んだとされる練馬支店に出入りしていたことが新たに分かりました。
複数回に渡って、現金を補填するなどの隠蔽工作をしていた可能性があるということです。
警視庁は現金や金塊など合わせて17億円相当の被害があるとみて調べています。