49万人余りが出願する大学入学共通テストが18日から始まりました。生成AIの発達で受験勉強に変革が起き始めています。
■生成AI活用で受験勉強に変革
受験生 「国語と日本史と中国語。緊張やばい」
本格的な大学入試の幕開けとなる大学入学共通テスト。1日目の18日、受験生たちの緊張感も高まっていました。
受験生 「皆で頑張ろうと話している。変に緊張せずにしっかりと自分の力を出せたらいいなと思う」 「3年間、この日のためにやってきたので全力で出し切りたい」
そんななか、未来の受験生たちの間で、新たな勉強方法が注目を集めています。それが…。
生徒 「先生に聞くのが恥ずかしいじゃないけど、緊張してあまりできないので。生成AIなら(質問が)すぐにできるのでいいと思う」
そう話すのは、宮崎大学教育学部附属中学校の生徒です。学校では生成AIを使った授業を去年から取り入れています。
生徒 「『ここが難しかったからこうしたい』と生成AIに言うと、『こうするといいかもね』とアドバイスをくれる」
先生側にもメリットがあるそうで…。
教師 「1年生1クラスが36人、個人個人に対して分からない部分を教えるのがなかなか難しいので、生成AIを使って個に応じた対応が取れるかなと」
ただ、困った事態になることも…。
生徒 「(生成AIが)難しい言葉を使っていて、これどういう意味なんだろうとなることが結構多い」
サービスを提供する会社で勉強方法を教えてもらいました。
まず、勉強したい科目を選択。「平安時代について教えて」と入力すると…。
テレビ朝日 駒見直音アナウンサー 「日本史解説ロボが3つのポイントを上げてくれています」
リートンテクノロジーズジャパン ゼネラルマネージャー 増田良平さん 「分からないことや知りたいことがあれば深掘りもできます」
さらに、「問題を出して」と入力すると…。
駒見直音アナウンサー 「平安時代の重要なポイントを問題で出してくれています。入試でもよく出るポイント、これは受験生覚えなきゃダメな問題かもしれません」
入試によく出るという問題を出してくれるのです。もちろん、間違ったり分からないことがあれば、生成AIが教えてくれます。
増田良平さん 「日本においては生成AIが広がってないかもしれません。諸外国ではかなり多くの人が生成AIを活用されているので、人口が減っている時代ですのでぜひとも皆さんに使って頂きたいと思います」