アメリカのトランプ政権はメキシコ国境の警備を強化するため、国境地帯におよそ1500人の米兵を追加派遣すると明らかにしました。
トランプ政権のレビット報道官は22日、記者団に対して国境警備の強化は「国民にとって最優先事項だ」としたうえで、トランプ氏がおよそ1500人の米兵を追加派遣するための大統領令に署名したと述べました。
メキシコとの南部国境にはすでに2500人ほどの米兵が駐留していますが、FOXニュースは追加派遣が今月末までに行われ、不法越境の監視を強化すると伝えています。
トランプ氏は、南部国境からの移民の入国を一時停止する大統領令にも署名しています。
また、ワシントン・ポストなどによりますと、トランプ政権が不法移民の取り締まりに協力しない州や市の地元当局者について、訴追も視野に捜査するよう全米の連邦検事に指示したということです。
