アメリカ東部フィラデルフィアで小型機が墜落し7人が死亡した事故で、航空当局は事故分析の鍵を握るボイスレコーダーが破損しているとの見方を示しました。
(親松聖記者報告) 事故から丸一日、墜落現場は今も物々しい雰囲気に包まれています。多くの焼け焦げた車など、道路は多くの部分で破損していて、復旧には時間がかかる見通しです。
地元当局によりますと、墜落した小型機に乗っていた6人に加えて地上でも1人が巻き込まれ死亡し、少なくとも19人が病院に搬送されました。
フィラデルフィア市は会見で「路上のどこに誰がいたかは不明な点が多く、今後、数日で死傷者数が増える恐れがある」と指摘しました。
また、小型機は離陸してからわずか1分ほどで墜落したことが分かりました。
運輸安全委員会は会見で、ボイスレコーダーはまだ回収されておらず損傷している可能性もあるということで、市民に対して、発見したら報告するよう呼び掛けています。