アメリカのベッセント財務長官は日本との関税協議について、参議院選挙が制約になっているとの認識を示しました。
ベッセント財務長官は3日、CNBCテレビで日本との貿易協議について「厳しい状況にある」と述べ、その理由として「日本は今月20日に参院選を控えていて、それが交渉を進めるうえで国内的な制約になっている」と指摘しました。
そのうえで「日本との協議がどうなるか様子を見る」としています。
「相互関税」の上乗せ分を一時停止している7月9日の期限が迫っていますが、ベッセント長官は交渉に進展がない国には元の水準に戻る可能性があると警告しました。
また、どの国が誠実な交渉をしているか判断するのは、あくまでトランプ大統領だと強調しました。