震度6強を観測した地震から7日目の14日、青森県の八戸市では生活再建の動きが進んでいます。また、倒壊の恐れがある鉄塔に関しても新たな動きがありました。
■青森・八戸市 鉄塔に「足場の資材」が
震度6強を観測した八戸市では、生活再建と復旧に向けた動きが少しずつ始まっています。
母親 「土日はやっぱり子どもたちは遊びに出たいし、地震で怖い怖いって不安がっているので、楽しませたいなと思って来ました」
八戸市役所では14日から住宅の罹災(りさい)証明の受付が始まり、被害を受けた住民が次々と訪れていました。
被災者 「アパートの2階建てなんですけど、1階の鉄骨の支えがずれていたりした」
一方、倒壊の恐れがあるNTT東日本の鉄塔では、地震発生から7日目の14日、修復工事に向けた資材が搬入されました。
NTT東日本 宮崎大輔青森支店長 「遅いか早いかというのはいろいろなご意見があると思っています。なるべく早い復旧を目指していきたい」 NTT東日本は人員を増やし作業の効率化を目指していますが、復旧は年を越す見通しだといいます。
毎週日曜日に開かれている国内最大級の朝市も開催されました。
女性 「この間も余震で津波があったりして不安だったんですけど、いつも通りの営業という感じで少し安心しました」
湊日曜朝市会 慶長春樹理事長 「被害を受けて営業できない大変な皆さんがいっぱいいるなかで、せめて朝市をやってますよ、ということで我々も頑張らなくちゃという思いを持ってもらえればいいかなと思って」
出店数は半減したということですが、多くの人でにぎわっていました。