ブロッコリーが、今値上がりしています。東京の卸売価格は、1カ月余りで1.5倍に。なぜ、ここまで高くなっているのでしょうか。背景には、産地の異変がありました。
■卸売価格 200円以上上昇
肉汁があふれる、100%牛赤身のハンバーグに。こんがり焼かれた、厚みがある鶏むね肉。
東京・渋谷にある「筋肉食堂」は、高タンパク・低カロリーの料理を提供することで人気のお店です。中でもトレーニングに励む人やダイエット中の人に人気なのが、ブロッコリーです。
20代 「ほぼ毎日のように食べています」 30代 「去年とか週に2~3回食べていた」
4月には、国民生活に欠かせないものとして国が指定する、指定野菜に仲間入りしたブロッコリー。
ところが、このブロッコリーに今、異変が起きています。
筋肉食堂 ホールマネージャー 増田咲さん 「(ブロッコリーの仕入れ)価格自体は、去年から10%ほど上がっています。7月ぐらいからブロッコリーが小さくなったり、緑のつや感も減ってきたりという印象です」
さらに、鶏のむね肉やプロテインの価格も上がっていて、店側も頭を悩ませています。
「タンパク質を多く含む食材の価格が高騰している。店側としても、現状の価格を維持できるようにしたいと考えています」
ブロッコリーの値上がりは、家庭の食卓にも影響しています。
都内のスーパーを取材すると…。
スーパーイズミ 五味衛社長 「(1個)大体200円前後。やっぱり高い。3割くらい高いと思います。(指定野菜に)ブロッコリーが選ばれたので、作る人多くなったから、安くなるだろうと安心していたんですけど」
東京のブロッコリーの卸売価格は、先月1日時点で1キロあたり466円でした。それが今月18日には705円と200円以上上昇しました。
■価格の急激な上昇の理由は
なぜ、ここまで急激に上がったのでしょうか。
ブロッコリーの一大産地の一つ、埼玉県深谷市にある農園を訪ねると、畑に植えられた苗の一部が黄色く変色していました。
さらに、例年ならすでに植え終わっているはずの苗が大量に残っていました。
ふかや西部野菜協議会 角田裕也さん 「20年ぐらい農家をやり始めて経つが、こういう感じになるのは初めてですね。かなり異例です」
原因は、先月から続く長雨と日照不足です。雨が続いて畑が乾かず、新しい苗を植える作業が軒並みストップしているといいます。
「例年だと16万個ぐらいは収穫できる予定なんですけど、根腐れを起こしてダメになっているものもあるので、(収穫量は)だいぶ減ると思います」
(2026年9月22日放送分より)