イスラエルのネタニヤフ首相はイスラエル軍の軍事作戦の実態を描きベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した映画「NAZA」を批判し、徹底的な調査を始めるよう軍などに求めました。
ネタニヤフ首相は11日、自身のSNSでドキュメンタリー映画「NAZA」について「虚偽であり、誤解を招く偏ったストーリーを展開していて、世界中でイスラエルと軍に対する悪意ある中傷をした」と批判しました。
そのうえで、軍の参謀総長と治安機関のトップなどに対して「NAZAの出演者らについて徹底的な調査を始めることを求める」と投稿しています。
ネタニヤフ首相はさらに、情報保安上の重大な違反や刑事上の名誉毀損、外交・安全保障上の利益を損なった罪で出演者らを起訴することも求めています。
NAZAはイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への攻撃の実態を軍の兵士らへの内部取材を通じて描いたドキュメンタリー映画です。
この映画で、イスラエル人の監督2人はイスラエル軍が民間人の犠牲を織り込んだうえで空爆を実施したと告発しました。
NAZAはベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞しています。