ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

補助金で給油所の営業再開 住民から安どの声 閉店相次ぐ神奈川・箱根町

経済

 観光名所の箱根で、ガソリンスタンドの撤退が相次いでいます。こうした中、町が補助金を出すなどして、6日、一軒のスタンドが営業を再開しました。

■経営していた事業所「数千万円単位の設備投資」

 6日に再開したのは、箱根町にある1軒のガソリンスタンド。箱根町に住む人や働く人にとっては、待ちに待った日となりました。

箱根で働く人 「毎週1回入れるんですよね。仕事で使ってますから。すごい助かりますよ。我々にしてみれば」

 観光名所である箱根。助かるのは、町の人だけではありません。

東京から来た観光客 「めちゃくちゃ危なかったです。本当に少しでエンプティーいってた。やばかった。めちゃくちゃ助かりました、本当に」

 つい1年ほど前まで、箱根町にはガソリンスタンドが5店舗ありました。しかし、去年の8月から立て続けに3店舗が閉店。今年4月には2店舗しかなくなってしまいました。

 どうして閉店が相次いだのでしょうか。

3月まで経営していた事業所 「スタッフの人手不足が深刻化して、店舗の継続が難しい状況になった。地下タンクは経年40年で修理・交換が必要になるが、数千万円単位の設備投資になってしまう。やむを得ず、苦渋の決断をした」

 結果、2軒のガソリンスタンドは離れた場所になったため、町の人は不便を強いられました。

箱根町民 「(給油するために)片道30分くらいかかって。小田原の方に出ても、御殿場の方に出てもかかる。(給油に)行くだけで大変だった」 「きのう、おとといかな、タイヤがパンクして。そういう時に前だったら宮城野とか、そこの箱根登山にあったので」

 そのためJAF(日本自動車連盟)は、箱根エリアについて、早めの給油と余裕を持ったドライブを呼びかけるお知らせを出したほどです。

JAF神奈川支部 高木孝さん 「箱根でドライブされる際は燃料の補給をお忘れにならないようにと、呼びかけをしたというところ。登坂道ですので、燃費を結構消費するのもあります。そういった意味から注意喚起をしたというところです」

■AI監視システム導入も

 事態を重く見た箱根町は、新たに補助金およそ1000万円などの支援をすることで、閉鎖店舗の再開に乗り出しました。

箱根町 勝俣浩行町長 「町内の燃料供給体制の維持、それから災害時のライフラインの確保につなげるため、サービスステーションの新設、または更新等に必要な整備を支援する方針としたということです」

 そうしたなか、新たに宮ノ下の給油所の経営に名乗りを上げたのは、神奈川県内で4店舗営業している事業者でした。

 人手不足は深刻だといいますが…。

平沢商事 マネージャー 平井由明さん 「ここにあった宮の下給油所が、閉鎖するということを、ニュースでうちの社長が知りまして。これで町民の方や観光客の方が困るんじゃないかということで、なんとか平沢商事で運営ができないか、お客様が困らないんじゃないかということで運営をする運びとなりました」

 そして今月6日、7カ月ぶりに給油所が再開しました。国道1号線と138号線が交わる交差点の近くにあり、箱根の“交通の要”となる場所です。

 すると開店前から、一台の車が待ち構えていました。

茨城から来た人 「たまたまガソリンを入れてくるの忘れてしまって、本当に2目盛りぐらいしかなく、もうカツカツでドキドキしてたんですけど、本当に(ガソリンスタンドが)見つかってよかったです」

 新たな事業者は少しでも効率よく経営するために、最新技術を導入する予定です。

平井さん 「来月からAI監視システムを導入させてもらい、それにより従業員の仕事量を少しでも減らしていきたい。減った分に関しては、営業時間を少し延ばしてみたり、油外品に力を入れてみたり、経営の方の工夫をしていきたいと思っております」

(「グッド!モーニング」2026年11月7日放送分より)

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース

ADVERTISEMENT