2026年2月、岡山市の「はだか祭り」西大寺会陽で、宝木争奪戦に参加していた男性2人が死亡しました。
この事故を受け、主催する奉賛会は10月20日、2027年の宝木争奪戦、そして裸の参加者が境内を練り歩く「地押し」を中止すると決めました。
一方、2027年の開催方針とは別に、2028年以降の祭りのあり方を話し合っているのが、外部の有識者による「あり方検討委員会」です。
学識経験者や弁護士、救護の専門家ら5人で構成され、これまで関係者への聞き取りやアンケート調査などを進めてきました。
2027年は中止することが決まった宝木争奪戦について5日の会合で委員会は、2028年以降は「実施」する方向で安全対策を検討し、提言をまとめていく方針を固めました。
委員会は岡山県民の平均的な意見を調べるためインターネットでアンケートを実施。サンプルの459人のうち「宝木争奪戦を継続すべき」との意見が7割以上を占めたということです。
5日は、男性2人が死亡した事故の原因について検証結果も示されました。
委員会は投下された宝木が階段の方には、近くにいた20人ほどがなだれのように崩れ下敷きになったと結論付けました。
委員会が会陽の参加者らに行った安全対策に関するヒアリングでは、「危険な行為や身を守る方法を示す映像教材を製作する」「宝木争奪戦を平らな場所で行う」といった20以上の意見が寄せられていて、委員会は今後それらを参考にしながら対策をまとめていくとしています。
(西大寺会陽あり方検討委員会/杉山慎策 委員長)
「できるだけ存続をさせていきたい。でもお二人の尊い命が亡くなられたということがあるので、それをいかにすれば軽減できるのかしっかり見いだしてそれを実行するという方向に提言していきたい」
検討委員会は12月3日の会合で安全対策の素案を示し、月末には最終案をまとめて主催する奉賛会に提言する予定です。