来年度の保育園や認定こども園への入園申込みが、1日から岡山市で始まりました。岡山市役所には臨時の相談窓口が市役所に開設され、初日から多くの母親が訪れました。
相談窓口では、市の職員など4人が対応し、母親たちに申し込みの流れを説明したり、質問に答えたりします。 岡山市の2017年4月時点の待機児童は849人と2年連続で全国ワースト2位。新しい保育園の開園や既存の園の増員で、受け入れ枠は今年度より640人増える見込みですが、母親たちの不安は簡単に消えそうにありません。
(育休中の2児の母親は―) 「園が決まらないと働けないですから、全然今育休を楽しめない感じですね、心配で。」
申し込みが多い場合、保育の必要度を示した点数や希望度の高さなどで、希望の園に入れるかどうかが決まります。今回から点数の高い人は第1希望の園に入れなくても、第2、第3希望に優先的に入園できるようになりました。
(岡山市就園管理課・小玉利昭 課長補佐) 「保育の優先度の高い人、就労でフルタイムで働いていわゆる長時間働いている、そういった方が優先的に入園できる」
(2児の母親は―) 「やっと今気付いてくれて、やっと今動いてくれたっていうことだけでも感謝することかなと思いますので、どうか今年、来年保育園入れたらいいなって、それだけですね」
この相談窓口は11月21日まで、平日の午前8時半から午後5時15分まで設置されています。