香川県教育委員会などは4日、2025年度の学習状況調査の報告書をまとめました。
調査は県内の小学5年と中学2年の全ての児童生徒を対象に2025年10月から11月にかけて行いました。
まず小学生が40分、中学生が45分で解答できる量で、基礎的な知識や思考力が必要な問題を出題しました。小学校の社会で、地図から土地利用の様子や位置関係を読み取る問題の正答率が48%、中学の英語で、簡単な単語で対話に沿った文を書く問題の正答率が27%と低かったことから、「知識を資料や文脈に合わせて活用・表現することに課題がある」としました。
また、小学校の算数で、箱にかけたリボンの長さを求める問題の正答率が17%、中学校の国語で、文章を読んで自分の考えを書く問題の正答率が38%と低かったことから、「提示された情報を統合し、問題を解決したり考えを形成したりすることに課題がある」としました。
平均正答率は小5国語66.5%、社会70.5%、算数69.1%、理科66.3%、中2国語58.8%、社会50.4%、数学58.3%、理科55.6%、英語52.4%でした。
次に、自己有用感(他人の役に立ったという感情)や学習意欲、将来の夢、デジタルメディアの利用など25の項目について質問しました。「自分には良いところがあると思う」と答えた小学生が72.7%、中学生が73.9%と3年連続で増加した一方、「読書が好きですか」の問いに「好き/どちらかと言えば好き」と答えた小学生は70.4%、中学生は60.1%と3年連続で減少しました。「スマホやゲームの使用で、家の人と決めたルールを守っていると思う」と答えた小学生は66.3%、中学生は59.8%と3年連続で減少しました。
調査した香川県教育センターは、報告書を教育現場の実践資料として活用し、検証改善サイクルを回したいとしています。