大相撲の「女人禁制」が注目される中、こちらは女性のための相撲大会です。
岡山県鏡野町の神社で毎年恒例の「おんな相撲大会」が開かれ、土俵の上で女性同士の熱い戦いが繰り広げられました。
地域を元気にしようと始まった上斎原神社の「おんな相撲大会」は、今年で20回目を迎えます。
(地域づくりグループ「猪八戒」/田淵優一 会長) 「近頃、大相撲の世界では土俵と女性の問題が騒がれておりますが、奉納おんな相撲は女性の土俵です。どうか土俵の上で輝いてください」
(記者) 「次々と女力士が土俵に上がっていきます。絶対に負けないという熱い思いが伝わってきます」
今年出場した女性力士は27人。
蓬郷山のしこ名を持つ津山市の蓬郷由希絵さんは、今回が7回目の出場です。
(「蓬郷山」こと 蓬郷由希絵さん) 「家族みんながとても楽しみにしている行事なので、子どもたちも『次はお母さん優勝して』とか横綱になってとか言われる」
子どもたちの力強い声援を受けて蓬郷さんは、1回戦、2回戦を順調に突破します。
準々決勝の相手はこの大会で過去3回優勝しているベテラン「柳腰」。 微妙な勝負も軍配は「柳腰」。家族の悲願でもある優勝は来年以降に持ち越されました。
(「蓬郷山」こと 蓬郷由希絵さん) 「もう悔しかったです。今までで1番踏ん張れた自分がいたので悔しかったです」
女性たちによる熱い戦いの結果、山城山こと広瀬美恵さんが20回大会を制しました。