お盆の倉敷市真備町では、被災した「プラモデルの聖地」が多くの人でにぎわいました。また、女子マラソンの元五輪メダリスト、有森裕子さんが避難所で子どもたちと交流しました。
「プラモデルの聖地」と呼ばれるエラヤ真備店。豪雨の被害にあった商品を9割引の価格で販売しています。
15日は、午前8時から午前10時までの営業でしたが、閉店1時間を過ぎても、レジを待つお客さんの列が続いていました。 また、営業時間を知らず、間に合わなかった県外の人もいました。
(名古屋から来た人は―) 「きょうこのまま帰る予定なので、今回縁がなかったという感じですね」
一方、薗小学校など3カ所の避難所には、バルセロナオリンピック女子マラソンの銀メダリスト、有森裕子さんが訪れました。
有森さんが代表を務める、NPO法人「ハート・オブ・ゴールド」は、被災地や途上国で支援活動を行っていて、7月12日から真備町で活動を行っています。
15日は牛窓でとれたスイカ5玉を用意し、子どもたちと一緒にスイカ割りを楽しみました。
(参加した子どもは―) 「あたってヒビが入ったのはよかったけど、痛すぎて、ここらへんがビリビリしました」
割ったスイカは、切り分けて、子どもたちや避難所の人に振る舞われました。
(ハート・オブ・ゴールド代表/有森裕子さん) 「全体的には、子どもたちの困ってるって表情は見えてないんですけど、もう少し落ち着いた時に、いろいろと感じるものが出てきた時に、ちょっと話を聞きたいなと思っています」