岡山県備前市にある国宝の旧閑谷学校講堂の壁や柱に複数の落書きが見つかった事件で、落書き防止のための看板が設置されました。
看板を設置したのは、特別史跡・旧閑谷学校顕彰保存会です。 落書きがあった壁と柱の周辺3カ所に「落書きは犯罪です」と書かれた看板を設置しました。
旧閑谷学校講堂で28日と29日、人の名前とみられる傷が見つかりました。旧閑谷学校講堂では、2009年にも落書きが見つかっていますが、注意喚起の看板を立てるのは初めてです。
防犯カメラを設置するなどの対策も行っていますが、今回の落書きは暗く、人目につかない場所で見つかりました。今後は、見回りの回数も増やすことにしています。
(大阪からの観光客は―) 「こんな馬鹿なことしたらあかんと思います。悲しい。こういうことされるとね」
(特別史跡旧閑谷学校顕彰保存会/木山潤郎 部長) 「軽い気持ちで書く人がいるかもしれないんですけれども、それは自分たちの文化財を傷つけているんだということを分かっていただきたい」