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「伝説の味」を受け継ぐ讃岐うどんの名店が閉店へ…その理由とは?

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 讃岐うどんの名店がまたひとつ、姿を消します。香川の讃岐うどん界で西の横綱と呼ばれながら2009年に惜しまれつつ閉店した伝説の名店「宮武うどん」。その味を受け継ぐ「宮武ファミリー」と呼ばれるうどん店の1つ、綾川町の「手打ちうどん松岡」が来週閉店します。

(信長ゆかりリポート) 「讃岐うどんブームを牽引してきた名店の1つが来週、暖簾を下ろします。別れを惜しんで各地からうどんファンが訪れています」

 手打ちうどん松岡は、讃岐うどんの伝説的名店「宮武うどん」系列で修行を積んだ大将が1991年に開業しました。地元の人たちから長く愛され続けてきた名店です。

(店を訪れた男性はー) 「(Q.いつから通ってる?)20年くらい。飯食うとこなくなるな」 「年間300日くらいは食べてると思うけど。最近は15日で閉店てことが知れ渡っちゃって、12時過ぎに来ても売り切れで」

 実は、大将は当初、常連さんだけにこっそり閉店を知らせていたんですが、うどんファンたちの間にもその噂が広がっていきました。

ツイッター上では、こんな反応… 「えっ、松岡うどん閉店!?やめないでー!!」 「正家に続いて松岡が閉店。この世で1番好きなうどん屋さんなのに。悲しい。」

 ツイッターなどSNSで閉店の噂が広がり、今では日本各地からうどんファンが駆けつけています。

(東京から来た客はー) 「閉店という話を聞いたので絶対来なきゃと思って、きょう来ました」

 製麺機を使わず、専用の包丁で切る麺には太さにばらつきと独特のねじれがあるのが特徴です。

 もちろんかけうどんは宮武うどんの代名詞「ひやひや」、「ひやあつ」、「あつあつ」から選べます。

(信長ゆかりリポート) 「私はひやあつをいただきます。麺の角がしっかりと立っていて、それでいてすごく心地よいもっちり感があって抜群の噛み応えです。いりこの香りが鼻を抜けてこれはとってもおいしいですね」


 ところで、今回の閉店の理由は何でしょうか?大将が言う一番の理由は、なんと「消費税の増税」でした。    小麦粉やイリコなど材料費の値上がりに加え、来年予定されている消費税の10%への引き上げ。値上げをしたくないという大将のこだわりもあり、お店をたたむことを決めました。

(店に来たうどんファンはー) 「消費税上がったら値上げしたらいいじゃないって僕は思うけどね。続けていただけることの方が僕は大事よね。本当に困っちゃうんだから」

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