岡山自動車道下り線の高梁サービスエリアのガソリンスタンドが約1年ぶりに営業再開しました。これで、全国最長だったガソリンスタンド空白区間が改善されます。
岡山自動車道下り線の高梁サービスエリアでは2018年3月にガソリンスタンドが赤字を理由に閉鎖しました。今回、愛知県の企業が名乗りをあげたため、営業を再開しました。
(NEXCO西日本 事業開発課/岡幸二 課長) 「長い区間、ガソリンスタンドの空白があるということはお客様にご不便をおかけしておりますので、なるべく早くそういった状況を解消するべく交渉を重ねてきた」
岡山・香川の高速道路にあるガソリンスタンドは、これまで津田の松原サービスエリアから蒜山高原サービスエリアまで約180キロのガソリンスタンド空白区間ができており、全国最長でした。また、「津田の松原~勝央」、「豊浜~蒜山高原」のルートも空白区間が150キロを超えていて、全国ワースト1位から3位が岡山・香川にできていました。高梁SAのガソリンスタンドの営業再開でこれらが改善されます。
JAF岡山支部によりますと岡山県で、2018年4月から2019年2月にかけてガス欠で救助要請があったのは207件で、2017年の同じ時期より25件増えました。
(記者) 「およそ1年ぶりの営業再開で、県外のドライバーの利用者が多く集まっています」
(ドライバーは-) 「香川県から来ました。この後鳥取まで行って、荷物を降ろして香川県に帰ります。ここが再開してくれて本当にうれしいです。大変便利になって」 「大阪から出張で四国のほう回って広島行って今から島根に行きます。下でなかったので助かりました」
とはいえ、津田の松原から高梁までは約120キロ。空白区間は100キロを超えていて油断は禁物です。