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外国人と地域住民が一緒に災害への備え学ぶ お互いに助け合える地域づくりへ 岡山市【こつこつ防災】

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 防災の話題を伝える「こつこつ防災」です。岡山市に住む外国人と地域の住民が一緒になって災害への備えなどを学びました。

 外国人と地域の住民を対象にした災害を学ぶ研修会が岡山市で初めて開かれました。中国やベトナムなど約10カ国から岡山市に来た外国人と、地域住民ら計65人が参加しました。

(岡山市 国際課/岡﨑あゆ美 課長)
「外国人の市民の方って岡山での災害特性を知らなかったり、いざという時にどうしたらいいかわからない、そういったところをまず知って、で今地域の中で外国人の人が非常に増えています。お互いに助け合える共助の力っていうのを付けてもらいたいなと思っています」

 外国人は最初、2024年1月に起きた「能登半島地震」などの写真を見て日本で起こる災害の怖さを学びました。

(参加した外国人は―)
「安全な場所がわからないので、調べる方法を知りたいです」
「漢字が難しいでしょ。携帯大事、グーグルとかあれば安心」

 一方、参加した日本人は、コミュニケーションを図るツールとして、スマートフォンの「翻訳アプリ」を体験しました。

 その後、外国人と日本人が一緒になったグループに分かれ、交流を深めながら災害や防災を学びました。

 地震体験車です。南海トラフ地震を想定した震度6強を体験します。

(体験者は―)
「(地震は)怖いから、何をするか忘れると思う。この経験が地震が来る時に、気持ちがあまり怖くなくなると思う」

 そのほか、避難時の服装を考える防災クイズや消火器体験などを通して、災害への対応方法を学びました。

(参加した日本人は―)
「こういう企画に参加しているのと、いないのでは、大分違うんじゃないかなと。できるだけ参加する、あるいはそういう機会が増えたらいいなと思います」

(参加した外国人は―)
「やさしい日本語で教えてくれたので、よく理解できました。(災害時には)私も日本人を助けたいです」

 岡山市には留学生や技能研修生など1万6152人の外国人が住んでいて、災害時の対応が求められています。(2024年9月末現在)

(岡山市 国際課/岡﨑あゆ美 課長)
「イベントを通して、外国人の方と日本人の方と一緒に(災害対応が)できるんだよっていうのを知ってもらって、国籍や文化背景の異なった方たち全てがお互いに尊重し合って築いていける地域づくりっていうのを進めるのが大切だと思っています」

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