新しい県立体育館の整備について、進捗状況をチェックする香川県議会の特別委員会が開かれました。
新香川県立体育館はサンポート高松の北側に整備、建設費は、170億円から190億円と試算されています。
香川県は設計業者を選ぶ審査を行い、「最優秀」とした東京のSANAA事務所と約2億9000万円で契約を結びました。 一方、香川県議会は去年6月に特別委員会を設置し、コスト面や機能面をチェックしています。
6日はSANAA事務所が作成した基本設計の検討図面が委員に示されましたが、「当初の案と変わっている」「デザイン優先だ」など厳しい意見が相次ぎました。
(香川県議会特別委/大山一郎 委員) 「大きくデザイン変更や形状変更とかは、当初のプロポーザル(提案)の趣旨から逸脱している」
(香川県議会特別委/氏家孝志 副委員長) 「立ち止まることを恐れずに、しっかりと将来の県民のためになる体育館にしてほしい」
特別委員会の後、委員らはサンポート高松の建設予定地を視察し、建物のレイアウトなどを確認しました。
(香川県議会特別委/新田耕造 委員長) 「大切な県民の皆さんの税金を使うので、慎重に慎重にやらせていただきたい」
香川県は、新県立体育館を2023年度に完成させたいとしています。