香川県は、丸亀市在住の50代の男性が新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表しました。香川県での感染確認は初めてです。男性は2月下旬から3月上旬にかけて関西に滞在していて、今のところ濃厚接触者はいないということです。
香川県によると、患者は丸亀市の自営業の50代の男性です。 男性は、3月13日から喉頭の痛みがあり、夕方から38.9度の発熱がありました。 16日、熱が続いたため、感染症指定医療機関を受診し、17日、香川県環境保健研究センターの検査で、新型コロナウイルスの感染が確認されました。
男性は、発症前14日以内に海外渡航歴はなく、2月27日から3月4日まで、大阪、兵庫、京都に滞在していました。移動には、高速バスと電車を使っていて、移動時にはマスクを着用していたということです。関西では、観光のほか、親族2人と会いましたが、今のところ親族2人に症状は出ていないということです。
男性に同居している人はおらず、県では、現時点で濃厚接触者はいないとしています。発症日の13日以降、仕事を休んでいるということです。 県では引き続き、濃厚接触者の把握も含めた疫学的調査を進める方針です。
香川県は、県民に対し、 「デマなどに惑わされず、県などが提供する正しい情報に基づき、冷静に対応いただくようお願いいたします。今が感染拡大を抑える大切な時期ですので、県民の皆さまの力を一つにして、一緒にこの難局を乗り越えてまいりたいと思います」とするメッセージを発表しました。