高松市の小学校に大道芸人がやってきました。新型コロナウイルスの影響で学校行事が少なくなった児童たちに、パフォーマンスで「思い出」を贈ります。
香川大学付属高松小学校を訪れたのはパフォーマンス集団「to R mansion(トゥー アール マンション)」の4人です。2007年の結成以来、16カ国82都市の劇場や演劇祭に招待されるなど国内外で活躍しています。
6年生105人を前に、伸縮するゴムを巧みに使って、ボクシングの入場シーンやリングを表現するなどのパフォーマンスを披露しました。
(記者リポート) 「予定通り行事を行えなかった6年生。大道芸を間近で見ることができて、自然と笑みがこぼれます」
付属高松小学校では、新型コロナの影響で5月の運動会が中止に。また、6年生の修学旅行は2泊3日の予定を変更し、9月、愛媛と高知それぞれへ日帰りで行いました。
(児童はー) 「最後のボクシングのやつの最初に倒れたところが一番面白かった。一生に残る思い出だと思いました」 「今まで行事とかそんなになかったけど久しぶりにすごい。6年生だけだったけど、集まって楽しめてよかった」
(to R mansion/野崎夏世さん) 「みんな朝早くから元気いっぱいで、私たちも6年生の拍手とか歓声とかを受けて、元気をもらいながらパフォーマンスしました。30分という時間があっという間でした」
10日と11日に開かれる、たかまつ大道芸フェスタでは「to R mansion」を含む6組がパフォーマンスを披露します。今年は感染症対策のため、観覧は事前応募制にして人数を制限しましたが、オンラインでの配信を行います。
(大道芸フェスタを主催 MUSIC BLUE TAKAMATSU実行委員会/鹿庭弘百 会長) 「ぜひ見ていただいて、少しでも心がほぐれるというか弾けるというふうなことをやっていただきたいなと願っています」