小豆島では、寒い冬の風物詩・お猿さんたちの「サル団子」が見られるようになりました。
香川県土庄町の小豆島銚子渓自然動物園「お猿の国」では、お猿たちが「サル団子」を作り、寄り添って寒さをしのいでいます。
このサル団子は、曇り空で気温が低くなる夕方3時ごろから4時過ぎまでに見られるもので、身を寄せ合うことで互いを温めて寒さに耐える、サル独特の暖房法です。
お猿の国では、ニホンザル約500匹が2つの群れに分かれて暮らしています。
係員がえさをやる1時間以上前からだんだんと集まってきて、えさを待つ間の寒さしのぎに団子状になります。
1つの群れのボス「団十郎」は後から群れに入り込み、群れの真ん中に入っていきます。母ザルに抱かれて気持ち良さそうに温まる子ザルの姿もありました。
団十郎を中心とした群れでは60匹ほどが集まっていて、ほかにもあちこちで団子を作っていました。