子どもたちの思いが届いたようです。
20日、香川県坂出市の保育園に熊本の神社から手紙が届きました。新型コロナの終息を願う園児たちへの「お返事」の手紙です。
先生「誰からだろう」
園児「えっ、もしかしてあれのやつ?」
(野口真菜リポート)
「園児たちのもとに届いたのは、疫病をしずめるといわれる妖怪アマビエからの手紙です」
坂出市の松山保育園に手紙が届いたのは、登園の自粛や行事の規模の縮小などでつらい思いをした園児たちが、新型コロナの終息を願う気持ちを手紙にしたことがきっかけでした。
2020年6月、園児たちは熊本県天草市の大島子諏訪神社が「アマビエの石像」を祭っていることを知り、「コロナを早くなくしてください」など、思いを書いて天草市役所に送りました。
受け取った市が神社に相談し、宮司がアマビエの代理として返事を書いて神殿に奉納。20日、園児のもとに届きました。
返事は手紙を出した18人の園児一人ひとりに書かれていて、石像の隣に園児の手紙を飾った写真なども添えられています。
(園児は―)
「新型コロナをなくしてくださいって書いたから、頑張りますって返事が来た」
「写真とか宝物にしたい」
「(Q.お返事もらってどう?)うれしい!」
「174歳だって、アマビエさん」
また、返事を書いた宮司の思いを園児たちに聞いてもらうと…
(大島子諏訪神社/山浦一男 宮司)
「コロナが終息して、何年か先に(松山保育園の)ライオン組の皆さんがアマビエ像の石神様に会いに来てくれることを願っています」
(園児は―)
「(Q.みんな遊びに行く?)行く!絶対行く!」
「(アマビエに会ったら)お手紙ありがとうございましたって言う」
手紙や写真は園児がそれぞれ自宅に持ち帰ったそうです。