性的マイノリティーのカップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」を2021年4月から導入した香川県小豆島町で、14日初めて1組のカップルが公認を受けました。
(2人の宣誓)
「お互いをその人生のパートナーとすることを宣言し署名します」
宣誓したのはトランスジェンダーの高橋瑞佳さん(36)と女性パートナー(30)です。
2人は相手の性別にとらわれず恋愛対象とする「パンセクシュアル」です。
2人の意向を踏まえ宣誓式は報道陣に公開する形で行われ、宣誓の後、小豆島町の松本町長から証明書が手渡されました。
香川県では2020年1月に導入した三豊市をはじめ、3市3町がパートナーシップ宣誓制度を導入していて、14日までに17組が宣誓しています。
小豆島町と土庄町は5月1日に導入し、2人は公認された島での1組目のカップルとなりました。
(高橋瑞佳さん)
「離島の小さな島でもこういう制度っていうのを必要としているカップル、当事者というのは実際に生活しているんだっていうことが皆さんに知っていただけたら一番いいのかなと思う」
この制度に法的な効力はありませんが、町営住宅への入居や病院での面会や治療の説明などで、家族同様の扱いを受けられます。