アパレルメーカーのストライプインターナショナルが岡山市中心部の商業施設跡地で進めていたホテルなどの整備計画を断念し、土地を両備ホールディングスなどに売却したことが分かりました。
両備グループなどによりますとストライプインターナショナルが売却したのは、岡山市北区幸町の旧岡山ビブレA館の約2500平方メートルの区画です。
ストライプインターナショナルは2018年この土地を取得し、ホテルや飲食店が入る複合施設の整備を計画していました。
しかし、新型コロナ禍で計画を断念し土地を両備ホールディングスとイオンリテールに売却しました。「資産の効率化や財務体質の改善などの観点から判断した」としています。
両備グループなどによりますと取得日は2021年2月12日で、所有権の持ち分は両備ホールディングスが82.59パーセント、イオンリテールが17.41パーセントです。
両備グループは2021年7月から当面駐車場として利用する予定で、「岡山の中心市街地としてふさわしい利用を検討する」としています。
なお、旧岡山ビブレB館の区画では両備グループがマンションの建設を、源吉兆庵ホールディングスが新しい本社の建設を進めています。