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JR高松駅「連絡船うどん」11月30日で閉店 駅周辺の再開発で立ち退き

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 JR高松駅の構内にあるうどん店、「連絡船うどん」が駅周辺の再開発に伴い、11月いっぱいで閉店します。利用客からは惜しむ声が上がっています。

(記者リポート)
「高松駅構内に唯一あるこちらのうどん店の店頭には、かつて運航されていた連絡船の写真4枚や、舵をとるために使われていた舵輪が展示されています」

 1988年まで高松港と玉野市の宇野港を結んでいた宇高連絡船には、うどんの売店がありました。年末年始などは売店の行列がたえないほどの人気だったそうです。

(利用客は―)
「大阪の学校に行ったんですけど、『あ、帰ってきた』という味と、行くときは『しばらくお別れだな』という、そんな味でしたね」

 「連絡船うどん」は2001年5月、現在のJR高松駅の駅舎が開業したのに合わせてオープンしました。現在はJR四国の関連会社めりけんやが運営しています。屋内にカウンター20席、屋外にもテーブル席があり、改札の外からも利用ができます。

 駅の利用客に親しまれてきましたが、高松駅に隣接する駅ビルの建設が決まったことで、「連絡船うどん」は立ち退かなければならなくなり、閉店することになりました。

(利用客は―)
「連絡船うどんという名称がなくなるのが、さみしいな。一つの時代が終ったかな」
「すぐ食べられるのが無くなるっていうのが本当に残念です」

(めりけんや/村上幸一 取締役)
「走っていって宇野まで乗る時に一番にかけ上がって、デッキの方でうどんを食べた記憶がございます。非常に風情があったので、私自身もさみしいですね」

 2021年は、新型コロナの影響で1月から長期休業に追い込まれましたが、10月に始まったデスティネーションキャンペーンに合わせて、営業を再開しました。

 「連絡船うどん」は11月30日の最終日までは、午前7時20分から午後2時20分まで営業しています。

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