優れた作家の発掘などを目的とする「香川菊池寛賞」の受賞者が発表されました。
「香川菊池寛賞」に選ばれたのは、高松市の主婦・高島緑さん(67)の小説「坂のある街で」です。
高島さん自身が予備校の事務職員をしていた経験を基にした小説で、事務職員と生徒、それぞれの心情や情景を巧みに描写している点が評価されました。
高島さんは前回と前々回も応募し、いずれも「奨励賞」に選ばれていました。
(「香川菊池寛賞」を受賞/高島緑さん)
「最後まで挑戦し続けるということをやってきて、それが実って報われたと思っております。本当にうれしく思っております」
また、奨励賞には香川県職員・藤野悟志さんの小説「つぐないを形に」が選ばれました。