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目の不自由な男性がコーヒー豆をばい煎する実演販売 音や香りで焼き具合を判断 岡山市

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 岡山市で、生まれつき目が不自由な男性がコーヒー豆を焙煎する実演販売を行っています。音と香りが頼りです。

 コーヒー豆のばい煎を行っているのは武川浩昭さんです。普段は鍼灸マッサージ師として働く武川さんは高校時代からコーヒーが好きで、4年前からはばい煎にも興味を持ち自宅で行うようになりました。

 自分でばい煎したコーヒーを友人らに振る舞ったところ好評でした。

 そこで、より多くの人にばい煎過程を見てもらいコーヒーを味わってもらおうと、5月から岡山市の洋食店で実演販売を始めました。

(武川浩昭さん)
「関心を皆さんに持ってもらって、香りもいい香りがしてくるので、かなり好評いただいて来ているのではないかなと思います」

 目の不自由な武川さんは、ばい煎機に入れた豆のはじける音や香りでベストな焼き具合を判断します。

(武川浩昭さん)
「自分が仕上げたい豆の焼き加減にして、外に焼けたら出していくタイミングが1番のポイントと思います」

 武川さんがばい煎する「たけちゃん珈琲」は、酸味や苦みの少ないまろやかな味で飲みやすいのが特徴です。

(記者リポート)
「さっそく『たけちゃん珈琲』をいただいてみます。本当に香ばしくていい香りがします。飲みやすいです。おいしいです」

 武川さんは実演販売を通じてのお客さんとの交流を楽しみにしています。

(武川浩昭さん)
「いろんな方とのつながりとか、出会いとか、コミュニケーション。そういうやり取りの中で皆さんにお渡ししているので、皆さんに楽しんでいただいている」

 「ブラジルカラメリッチ」など、常時4種類のコーヒー豆が用意されており、洋食店「ニコニコキッチンさんさん(岡山・北区)」では試飲をすることもできます。実演販売は毎週火曜日の午後1時半から3時まで行われています。

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