岡山県産のコーヒーが楽しめます。収穫からばい煎まで体験できるイベントが岡山市のコーヒー農園で始まりました。
コーヒー豆の収穫体験ができるのは岡山市南区の金甲山コーヒー園です。
(記者リポート)
「コーヒーは冬場の寒さを避けるため、こちらのビニールハウスで栽培されています。中に入ると真っ赤に熟したコーヒーの実がいっぱい実っています」
金甲山コーヒー園には、代表的な品種のアラビカ種が約390本栽培されています。沖縄県の苗の販売会社が約4年前から栽培に取り組んできました。
2022年になり、やっと収穫体験イベントなどをできる量が実りました。
(アグリジャパン/串田一磨さん)
「コーヒーがおいしくなるって言われている寒暖差をつけられる温度管理とか、また、どうしても虫などがついてしまうので、その虫の対策には特に注意してやってまいりました」
さっそく、串田さんに教わり収穫体験してみました。
まずは収穫。
完熟した真っ赤な実を収穫します。完熟した実を収穫することにより甘味が増すそうです。
次に収穫した実から皮を取り、果肉を洗い落とします。乾燥させた後、殻を取り豆を取り出します。
そして取り出した豆を焦げ付かないよう約20分、注意しながらばい煎します。
通常2カ月程度かかる工程を、こちらでは約2時間で体験できます。
(記者リポート)
「豆をひきます。コーヒーのいい香りがしてきました」
では、さっそくいただきます。
「ほど良い苦みと甘味ちょうどいい感じがします。上手くいきました」
また、運営会社ではコーヒーの苗木の販売にも力を入れています。ここ金甲山コーヒー園を拠点に、国産コーヒーの拡大も目指しています。
金甲山コーヒー園でのコーヒー豆の収穫・ばい煎体験は5月29日まで楽しめます。