岡山・香川で初の猛暑日になりました。
24日午前11時過ぎに35℃に達した高松市。
(松木梨菜リポート)
「手元の温度計は38.3℃となっています。風が吹いてもぬるく感じられます。この暑さでこちらのハトもどうやらバテてしまったようです」
24日の最高気温は高松市で35.9℃、岡山市で35℃と、岡山・香川ともに2022年初の猛暑日になりました。
7つの観測地点のうち6地点で35℃以上の猛暑日となった香川県では、2022年初めて熱中症警戒アラートが出ました。中でも、東かがわ市引田は6月の観測史上最高の36.9℃まで気温が上がり、全国で3番目の暑さになりました。
(街の人は―)
「暑いですね。香川も暑いんだなと思って。暑くて子どももぐったりしています。さっき買ったばかりです。サンダル」
「しんどいですね。暑いですね。何もしなくても暑いです。熱中症対策にとにかく気をつけて水分補給とかはちゃんとするように心がけてます」
KSBのまとめによると午後4時現在で熱中症の疑いで岡山県で10人、香川県で7人が救急搬送されました。
なぜ暑く?気象予報士・赤木由布子が解説
暑さの原因は「夏の高気圧」である太平洋高気圧です。梅雨前線が北上していて梅雨明けのような天気図になっています。
さらに岡山・香川では「暑くなる要因」が重なりました。
断面図で見てみます。23日の暑さで地上付近がすでに温まっているところに、上空の夏の高気圧から「ドライヤー」のように暖かい空気が送り続けられました。
さらに、南からの風が四国山地を越えたことで暖かい風になるフェーン現象が起きたんです。
ドライヤーとフェーン現象のダブルで23日以上に気温が上がりました。
24日夜もあまり気温が下がらず寝苦しい夜になりそうです。熱中症にご注意ください。