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「うどん県」観光PRや国際航路拡大、コロナ対応…退任の浜田知事の3期12年を振り返る 香川

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 9月4日で任期を終える香川県の浜田恵造知事の退任セレモニーが行われました。観光振興やコロナ対策などに取り組んだ3期12年を振り返ります。

(香川県/浜田恵造 知事)
「さまざまな場面で私が方向性を示したことについて徹底して取り組んでいただいたと思います。皆さんの今までのご尽力に改めて感謝を申し上げます」

 午前10時から行われた退任式で浜田知事は幹部職員ら約50人を前に、3期12年の取り組みを振り返り、感謝を伝えました。

 浜田知事と言えば、就任2年目から展開した「うどん県」プロジェクト。全国でも注目され、香川県の認知度向上に貢献しました。

 また、オリーブ牛やオリーブハマチなど県産品の振興や販路拡大にも力を入れました。

(香川県/浜田恵造 知事)
「私自身は『うどん県。それだけじゃない香川県』のそれだけじゃないほうに非常に意味があるというか、そこをむしろフックにしていく。県産品の販路拡大はかなり進展したのではないか」

 さらに、上海便や台北便など新たな国際線を就航させ、高松空港の航路拡充を実現しました。

(香川県/浜田恵造 知事)
「春秋航空の翼が高松空港に見えた時にはたいへんうれしいと思いました」

 浜田県政の3期目は新型コロナや鳥インフルエンザなど感染症への対応に追われました。

(香川県/浜田恵造 知事)
「(コロナ感染拡大初期は)その年の夏になれば消えていくんじゃないかとかそういった声もありましたが……」

 2010年の初当選以来、各党「相乗り」で選挙を戦ってきた浜田知事。

 県議会との関係では、知事提案議案の否決は12年間でゼロ。

 一方で、政務活動費や海外視察費といった県議の公金支出を巡る住民訴訟では「敗訴」が相次ぎましたが、浜田知事は「議会が決めること」などとして、直接見直しを求めることはありませんでした。

記者「知事と議会の関係において振り返ってみて甘かったんではないか、十分ではなかったと思われることはありますか?」
浜田知事「特にそういうことはありません。(知事と議会は)どちらかが一方的に主張する、あるいはそれに従うというそういう関係ではないのではないかと思っています」

 9月2日午後4時に行われた退庁セレモニーには職員ら200人以上が参加。浜田知事は贈られた花束を持って県庁を後にしました。

 9月5日には池田豊人さんが新しい知事に就任します。

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