春を呼ぶ恒例行事、「松のこも焼き」が岡山後楽園で行われました。
岡山市の15日朝の最低気温は0℃と冷え込みました。岡山後楽園では雪もちらつく中、造園業者が松の幹に巻いた「こも」を取り外しました。
「こも焼き」は、松を食い荒らすマツカレハの幼虫などを「こも」に誘いこんで駆除する伝統的な方法です。春の暖かさで虫が動き出す前に行われます。
岡山後楽園によりますと最近は、マツカレハの幼虫はほとんど見られませんが、こもの中ではカメムシなどが冬を越していたということです。
「こも焼き」は新型コロナの影響で2年ぶりに公開され、訪れた約80人が写真を取るなどして楽しんでいました。
(訪れた人は―)
「いいと思う。こういう行事があるのは」
「初めて見たので全部が珍しかった」