四国運輸局は6日、四国に事業所などを置く船舶事業者の船員の最低賃金を4月29日から最大で月1500円引き上げると発表しました。
船員の最低賃金はその特殊性を考慮して陸上とは別に定められています。
運転免許を持つ船舶職員の場合、「貨物船」に乗る人はひと月あたり1300円引き上げられ25万3800円に、「旅客船」は1100円引き上げられ24万7000円になります。また「旅客船」の部員は1500円引き上げられ18万50円になります。
船員の最低賃金の引き上げは9年連続です。四国運輸局は「物価の上昇などを考慮して最低賃金を見直し、船員不足の解消につなげたい」としています。