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香川県文化芸術新人賞にピアニスト西本裕矢さんと映画制作チーム「MINO Bros.」

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 香川県の文化芸術の振興に貢献することが期待される若手芸術家を県が顕彰する2023年度の「香川県文化芸術新人賞」に、高松市出身のピアニスト・西本裕矢さんと、三豊市出身の兄弟の映画制作チーム「MINO Bros.(ミノブラザーズ)」が選ばれました。

 音楽分野での受賞となった西本さんは、高松市出身の21歳。2歳でピアノを始め、現在は東京藝術大学音楽学部に在学しています。2023年、第5回高松国際ピアノコンクールで、香川県民としては初となる第4位に入賞しました。

 このほか、アメリカのワシントンで行われたピアノコンクールで第1位となりシマノフスキ賞を受賞するなど、国内外で活動しています。香川県でも演奏活動を重ねていて、県の文化芸術の振興への貢献が期待できるとして受賞が決まりました。

 メディア芸術分野で受賞した映画制作チーム「MINO Bros.」は兄の三野龍一さん(35)が監督、弟の三野和比古さん(29)が脚本を担当しています。
 これまでに「老人ファーム」「鬼が笑う」の2作品を制作。「鬼が笑う」は国内外の映画祭にノミネートされるなどしました。さぬき映画祭でも作品を上映するなど、香川県内での活動も評価されました。

 龍一さんは、京都造形芸術大学(現京都芸術大学)映画学科を卒業後、映画やテレビドラマの現場で経験を積み、2019年に「老人ファーム」で映画監督デビューを果たしました。
 和比古さんは早稲田大学社会学部在籍中、龍一さんに誘われたのをきっかけに「老人ファーム」の脚本を執筆しました。

 2023年には、兄弟を中心としたクリエイターチーム「こねこフィルム」を発足し、2024年2月現在、SNSの総フォロワー数40万人を超えています。

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