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「ちょっと困るな」4月1日からことでんバスが大幅減便で反応さまざま 運転手の残業規制強化などで 香川

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 4月1日から運転手などの時間外労働の規制が強化されます。高松市で路線バスを運行することでんバスは16の路線でダイヤ改正を行い、4月1日から全体の約4分の1に当たる329便が減便となりました。

(記者リポート)
「3月31日午後6時53分、ちょうど張り替えをしています、路線図の張り替えです」

 31日、高松市のことでん瓦町駅では新しいバス路線図への張り替え作業が遅くまで行われていました。

(記者リポート)
「バスのダイヤ改正、初日の朝を迎えたJR高松駅のバスターミナルです。利用者によって反応はさまざまです」

 ことでんバスによると平日176便、休日153便の計329便が減便し、これは全体の約4分の1に当たります。

 減便は他の路線と重なっていたり利用者が少なかったりする便で昼間の便が中心です。

 背景には「運転手不足」や「利用者数の低迷」があります。

 ことでんバスの運転手は、ここ10年で人数が約15%減り、平均年齢は63.5歳です。

 これまでは運転手の時間外労働によって人手不足をカバーしてきましたが、それが難しくなるため、大幅な減便に踏み切りました。

(会社員)
「実は37分のバスに乗ろうとしてたんですけど、減便知らなくて、電車・バスがない状況でちょっとすごく焦っています」
「前のバスが一番出勤にはいい時間だったので、だいぶ会社に着くのも早くなっちゃったので、ちょっと困るなって」
「でも前のバスも全然人乗ってなかったので仕方ないかなって」

(香川に転勤初日)
「ちょっと労働力不足はあるんで、そこはやむを得ないところもあるのかなと思ってます」

(新社会人)
「きょうから社会人なので、通勤できょうからバスを使う予定です。高齢者の車の事故とかが増えてて、免許をもう手放してしまった人もいると思うので、そういう方にとっては不便になってしまうのかなと」

 新しい時刻表をじっと見る男性。男性は三木町にある病院へ行こうと小豆島からフェリーでやってきたそうです。

(病院へ行く男性)
「(病院へ行くバスが)全然ないから、どうなっているのかと思って」

 いつも乗っていたバスが見当たらないようです。

案内所スタッフ「ここからここまでバスがないので恐れ入りますが、これが一番お客様が行きやすい電車で、長尾線で下っていただいて」
男性「分かった、これから早く出てきます」
スタッフ「そうですね」「大変遅れて困るとかそういったのは今のところないんですが」

 ことでんバスは減便だけでなく、「電車とバスを組み合わせた効率的な交通網」を打ち出しています。

 電車とバスの結節拠点となる「ことでん伏石駅」と大学病院を結ぶ路線など新たな運行も始まっています。

 高松市や東讃エリアで路線バスを運行している大川バスも4月1日からダイヤを改正しています。

 減便は2路線合わせて平日20本、休日10本で全体の3割以上に当たります。

 「2024年問題」について政府は効率化などの対策をしない場合、輸送能力は2024年に約14%、2030年に約34%不足すると試算しています。

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