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土地改良区を巡る贈収賄の罪 元高松市議の男ら2人 初公判で起訴内容認める 高松地裁

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 土地改良区が行った工事の入札を巡り賄賂を受け取った罪に問われている元高松市議会議員の男ら2人の被告に対する裁判が始まりました。2人は起訴内容を全て認め、裁判は即日結審しました。

 土地改良法違反の罪に問われているのは、元高松市議会議員で舟岡池土地改良区の理事長を務めていた小比賀勝博被告(74)と元土木会社役員の宮西正治被告(60)です。

 起訴状によりますと、小比賀被告は2021年度から2022年度にわたり土地改良区が発注した6件の工事の指名入札で、宮西被告の会社に便宜を図った見返りに、2回にわたって宮西被告から現金203万円を受け取った罪に問われています。

 2人は起訴内容を全て認め、裁判は即日結審しました。

 検察側は「公共工事を不正に独占する悪質なもので情状酌量の余地はない」として小比賀被告に懲役2年、また宮西被告には懲役10カ月、追徴金203万円を求刑しました。

 一方、小比賀被告の弁護側は「被告は金銭を要求していない。議員も辞職し、反省もしている」として執行猶予付きの判決を、また宮西被告の弁護側も「社会的制裁は十分受けている」として同じく執行猶予付きの判決を求めました。

 判決は7月17日に言い渡されます。

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