岡山県備前市の中学校で、自転車通学を始めた新入生のための交通安全教室が開かれました。
(警察官)
「自転車もこういう停止線、一時停止で止まれって標識があったら、必ず止まってください。飛び出して車とぶつかるような事故が大変多い」
備前市の伊里中学校で毎年開かれている交通安全教室です。
新入生23人が、模擬信号機や通行の妨げになるものが置かれたコースを自転車で走り、警察官や地元のボランティアなどから指導を受けました。
(記者リポート)
「道路に車が止まっています。どんなことに気を付ければいいんでしょうか?」
(交通指導をする地域のボランティア)
「ドアが開くかもしれないよ、ドア確認して、左入るんだけど、この車出るかもしれんからね。左入るとき確認してな」
生徒たちは、このほかにも自転車横断帯がない横断歩道では、自転車を押して渡ることなどを学びました。
(参加した生徒)
「自転車のマークがないところは普通に通っちゃいけないっていうのが分からなかったので、きょう初めて知ってよかったです」
岡山県警によりますと、岡山県では2023年、交通事故で自転車に乗った中学生128人がけがをしました。
(伊里中学校/笠笑太 教諭)
「ルールを守るっていう意識ももちろん大切なんですけど、自分自身の身を守るために何ができるかっていうのを考えながら登下校してほしい」
また、16日は地元のロータリークラブが新入生たちに反射材のついたタスキを贈りました。