高松市中央卸売市場で、瀬戸内に春を告げる魚サワラの初競りが行われ、過去最高値がつきました。
(荻津尚輝リポート)
「きのう、漁が解禁されて水揚げされたサワラ。ずらりと並びました」
サワラの初競りは午前5時半にスタートしました。
最高値は、なんと1kg10万円。この高値に、ベテランの競り人も思わず手を止めます。
これまでで最も高かった2023年の7万円を上回り、「過去最高」となりました。競り落としたのは高松市の「新鮮市場きむら」で、4年連続です。
(新鮮市場きむら/木村宏雄 社長)
「ご祝儀相場でちょっと張り込んでみたんですけどね、まさかここまでになるとは思わなかった」
高松市によると、霧が出て漁に出られない船があったことなどから、22日の入荷量は2023年の3分の1ほどの1137匹だということです。
(香川県魚市場 鮮魚部/柴野将海 部長)
「去年は4kg中心だったのが、今年は4~5kg。ちょっと大きくなっています。どんどん鮮度の良いサワラを食べてほしいです」
サワラ漁は5月上旬にかけてピークを迎えるということです。