岡山市教育委員会は21日、中学校3年生を対象にした2023年度の英語教育実施状況調査の結果を発表しました。
それによりますと、英検3級以上の力があると思われる生徒の割合が53.1%(前年度+9.1%)と大きくアップし、全国平均(50.0%)を上回りました。
市教委では、3年生を対象にした英語力測定試験で生徒の実力を客観的に把握し、授業改善に生かしたことで、2013年度から目標としてきた5割を初めて上回ったとしています。
英検準1級以上などを取得している教師の割合は40.7%で、前年度の水準を維持しています。また、発話の半分以上を英語で授業している教師の割合は92.1%で、全国平均(68.4%)に比べて高い水準を維持しています。市教委は教師の指導力向上を重点に取り組んでおり、学習指導要領の趣旨に沿った授業改善が進んでいるとしています。
調査は市立38校の3年生5527人と教師172人を対象に行いました。