国家公務員の採用などを担う人事院が、志望者の減少などについて香川県の有識者に意見を聞く会が高松市で開かれました。
公務員問題懇話会は、人事院の幹部が毎年、地方に出向き国家公務員の人事をめぐる問題について地元の経済界や学界の有識者に意見を聞くものです。
香川県では6年ぶり5回目となる今回は、百十四銀行の会長や香川大学大学院の教授ら6人が出席し、国家公務員の志望者の減少や離職率の高まりなどについて現状と取り組みを聞きました。
有識者は「採用試験の種類や結果で昇進の道を決めるのではなく、業務の中で能力を見極めて道を用意することが重要」「霞が関の仕事を、地方がオンラインで手伝うことで労働環境の改善につながるのでは」などの意見を述べました。