地域と連携して活用が進む香川大学の「希少糖」を韓国の大学生が視察しました。
香川県三木町の香川大学農学部を訪れたのは、韓国の大邱カトリック大学で薬学や、理工学などを学ぶ学生ら45人です。
学生らは香川大学が行政や民間企業と一緒に「希少糖」を研究し、さまざまな食品の開発などにつながっていることを学びました。
(香川経学 農学部/何森健 名誉教授)
「いわゆる讃岐うどんのように伝統を守って文化となって続いてほしいというのが私の目標です」
講義を受けた学生らは希少糖の生産と分析を行う「生産ステーション」を見学しました。
韓国でも人口減少に伴い地方の大学や産業などが課題を抱えています。この視察は大学と地域が連携して地方の活性化を進めている海外のモデルケースを学ぼうと実施されました。
(視察した韓国の学生)
「(希少糖は)大都会の大学で見つかるより地方大学で見つかったことが価値があると思う」
(大邱カトリック大学/パク・チアンスゥ 教授)
「これからこの学生らの考え方とか見る目とかそういう部分に大変いい影響を及ぼすと思う」