岡山県備前市出身のメジャーリーガー・山本由伸投手の応援ツアーを巡り地元の有志らが、公費支出の差し止めを求める住民監査請求を行いました。
備前市は8月、市内の中高校生を対象にアメリカ・ロサンゼルスで山本投手を応援するツアーを実施します。
ツアーは3泊5日の日程で宿泊費や交通費主な食費などは市が全額負担、総事業費は約1億3000万円です。
200人の募集に対して299人が応募したため、市は6月、公開抽選会で当選者を決定しました。
このツアーを巡り2日、備前市民や備前市議らの有志約20人が、公費の支出の差し止めを求める住民監査請求を行いました。
提出書類によりますと市民らは「ツアーに参加できる人はわずかで不平等、地方自治法や教育基本法に違反している」と訴えています。
監査の結果は60日以内に代表者に通知されます。
(有志の代表/桐山宗義さん)
「(ツアーは)市民感覚とずれているんじゃないか、予算を使うのに。公平・公正に税金を使ってほしい」