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パリ五輪自転車・太田海也選手(岡山市出身)が初戦へ 競技転向のきっかけとなった店もメダルに期待

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 岡山市出身のメダル候補が初戦を迎えます。パリオリンピック自転車トラック競技の太田海也選手は日本時間の6日未明、男子チームスプリントの予選に出場します。太田選手が競技に出会うきっかけとなった、岡山市の自転車ショップの店長はメダル獲得を信じて応援します。

 岡山市出身、自転車トラック競技の太田海也選手。パリオリンピックでは日本のエースとしてスプリント、チームスプリント、ケイリンの3種目に出場します。

 そんな太田選手が競技を始めるきっかけとなった場所が岡山市の自転車ショップです。

(サイクルショップ フリーダム/恒次智 店長)
「本人はもちろんドキドキしていると思うんですけど、我々もソワソワというか緊張してきたなと……」

 「サイクルショップ フリーダム」の店長・恒次智さんは太田選手との出会いをこう振り返ります。

「太田君が普通のお客さんとして来店してきて、『自転車のライトが欲しいな』って」

 太田選手は、かつてはボートの選手で、高校3年のときにはインターハイで優勝しました。しかし、東京の大学に進学後、思うような結果が出ず退学。挫折を味わい岡山に戻って来たときに立ち寄ったのがこの店でした。

(サイクルショップ フリーダム/恒次智 店長)
「たまたまうちでスタッフの募集をしていたところで、ちょうどその話を太田君に話をしたら『僕も応募したいです!』って」

 店のスタッフとして働きだした太田選手。そこから自転車の世界にのめり込んでいくと、競技歴3カ月で出場した初めての大会で優勝。2021年に競輪の養成所に入りました。

 店のスタッフとして働き始めてから約2年が経った頃のことでした。そこから瞬く間に日本のエースまで駆け上がり、オリンピック出場をつかみ取りました。

(サイクルショップ フリーダム/恒次智 店長)
「逆に口が開いてしまうというか、驚き慣れしてしまっているところもある。僕らの中では『太田君』って感じなので、のびのびと、もう自分を信じてペダルを踏み倒して頑張ってください!っていうところですね」

 太田選手が最初に出場する男子チームスプリントには、笠岡市出身の長迫吉拓選手も出場します。

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